
リージャス京都烏丸通ビジネスセンター
京都市下京区
四条烏丸すぐ近くにある「リージャス京都烏丸通ビジネスセンター」は、全国49都市に195以上の拠点を持つレンタルオフィスのリージャス(三菱地所グループ)が、2025年4月にオープンしたレンタルオフィス&コワーキングスペースです。京都のビジネス街の中心に位置し、周辺は多くのビジネスパーソンや観光客が行き交い活気に溢れています。
今回のインタビューは、リージャス京都烏丸通ビジネスセンターの開設経緯や特徴について、運営会社である日本リージャス株式会社 代表取締役CEO 西岡真吾様にお話を伺いました。

日本リージャス株式会社
代表取締役CEO
西岡真吾 様
― 京都市内4か所となる「リージャス京都烏丸通ビジネスセンター」がオープンした経緯について教えてください。
弊社には、4つのレンタルオフィスブランドがあり、そのうち2つのブランドを京都市内にオープンしています。(リージャスのブランド紹介:https://www.regus-office.jp/brands/)
シンボルタワーやハイグレードなビルにオフィスを構え、選び抜かれたロケーション、最先端のビジネス環境を備えた「リージャスビジネスセンター」を1か所、ビジネスのスタートに必要な環境を無駄なく完備し、効率的かつ機能的な「オープンオフィス」を2か所開設しております。ですが、これらのオフィスはすべて空中階、つまりビルの2階より上階に位置しています。空中階だと、通行者にオフィスがあることを気づかれにくいことが多いため、気軽に立ち寄りやすい、地上階に位置する場所に新しい拠点を作りたいと考えていました。
特に京都は、他府県と比較し、オフィスビルに高さ制限が設けられており、物件の数が多くなく、また空き物件も少ないため、実際にオープンできる可能性は極めて低いだろうと覚悟していました。そんななか、立地面・条件面にも、当社が希望するよい場所とめぐり会えたこと、「リージャス京都烏丸通ビジネスセンター」をオープンできたことは、非常に幸運でした。
― 「リージャス京都烏丸通ビジネスセンター」の特徴を教えてください。
1階と2階が吹き抜けになっているため、開放感にあふれたオフィスであることです。先ほどお話ししたとおり、同センターは地上階であり、烏丸通に面しています。入口は全面ガラス張りになっていて、外からでもオフィスのエントランスがよく見えます。オフィス内からも、樹木の多い烏丸通りを行き交う人や車がよく見えます。オフィス街でありながらも自然を感じられるのではないでしょうか。また、内装も、あたたかみのある木の雰囲気を重視しました。「京都」に合うような、京都の町並みや文化と調和するような雰囲気を目指しました。
施設面では、1人から利用可能な区画をベースとしつつ、組み合わせによっては最大10名利用、20名利用も可能です。その他、完全個室の会議室、メンバーシップ制のコワーキングスペースやオープンな雰囲気のビジネスラウンジがあり、さまざまな属性の方がさまざまなシーンにお使いいただけると思います。
先日も、10名程度で利用をしたい、との問い合わせがありました。空き区画を組み合わせて提案中です。


サービス面では、定期交流会の開催を予定していることも特徴のひとつです。たとえば、私たちは各拠点の受付を「コミュニティアソシエイツ(Community Associates = CA)」と呼んでいます。レンタルオフィスの受付の多くは、郵便物の受け取りや電話の応対など利用者のためのコンシェルジュのような業務と認識されることがありますが、リージャスのCAは、拠点ごとのコミュニティを作る、会員同士をつなげて交流を促すという役割も担っています。
加えて、各拠点単位ではなく、京都市内の4拠点合同の交流会や、業種別での交流会、会員以外の方も参加可能なセミナーの開催等も企画していく予定です。他の地域では、リージャス内で出会ったことがきっかけで新しい事業がうまれ、新会社を設立したという事例もあります。
― 「リージャス京都烏丸通ビジネスセンター」は、どのような方に利用していただきたいですか。
弊社は、全国規模でレンタルオフィスを展開していますが、全国規模で見ると利用者の業種は特に偏りなく、IT、金融、サービス、メーカーなど業種はさまざまです。企業規模もフリーランスからベンチャー企業、大手企業まで幅広い層の方にご利用いただいていますので、幅広い業種の方、さまざまな企業規模の方にご利用いただきたいですね。
また、すでに本ビジネスセンターより前にオープンしている京都市内3拠点の利用者様の特徴を紹介すると、2つの傾向があります。
1つは、業種としては、観光業が多いこと。京都は、世界的な観光地が多くあるエリアなので、観光資源を活かした事業や、観光客に何らかのサービスを提供している方が多くいらっしゃいます。
もう1つは、本社所在地が京都の事業者が多いことです。他地域では、その地域の事業者よりも、他府県の事業者がやや多い傾向があります。つまり、その地域でうまれた事業者より、その地域に流入しようとしている事業者が多いということですね。一方、京都では、ユーザー様の約半数が京都本社の事業者です。スタートアップや中小規模の事業者等、規模はさまざまですが、京都らしい特徴ではないでしょうか。
京都は、京都大学をはじめ大学も多く、世界的な企業も多い、イノベーティブな街。京都は起業しやすい環境、最初の一歩は弊社のレンタルオフィスを利用していただきたいですね。
― 今後の展望について教えてください。
「リージャス京都烏丸通ビジネスセンター」としては、前述の通り、まずは京都市内外のさまざまな事業者の方にご利用いただきたいですね。そして、利用者が大きく成長していってほしいというのが第一です。
少し個人的なお話をさせていただくと、私は、27年前にリージャスの母体であるスイスのIWG(International Workplace Group)の日本法人として弊社が設立された当時から、レンタルオフィス事業に携わってきました。リージャスでオフィスを借り始めたスタートアップが成長し、より大きな物件やオフィスビルへ移転していく姿も数多く見てきました。京都でも同様に、スタートアップの方に利用していただき、京都から日本全国、やがては世界へ成長していくサポートをしていきたいですね。そして同時に、そのようなスタートアップと、他のエリアの事業者が出会う結節点を目指したいと思います。弊社の拠点を中心にビジネスが活性化すれば、京都の地域経済にも貢献できるようになるでしょう。
また、「日本リージャス株式会社」としては、京都市内にさらに多くの拠点を作っていきたいです。冒頭にお話しした通り、「リージャス京都烏丸通ビジネスセンター」を含め、京都市内にはリージャスのフレキシブルオフィスが4拠点あります。それぞれの拠点は地理的にはそれほど離れていません。しかし、拠点ごとに異なる特徴や魅力があります。レンタルオフィスやコワーキングスペースを利用したい多様な事業者の方の、多様なニーズを満たせるのではないかと考えています。使いやすさや設備、料金などの点から、自分にとって一番使いやすい拠点を選んでいただけると幸いです。
住所:〒600-8412 京都府京都市下京区二帖半敷町647-2 オンリー烏丸ビル 1F・2F
アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」駅 徒歩1分 阪急京都本線「烏丸」駅 徒歩5分
URL:https://www.regus-office.jp/kyoto-area/kyoto-karasuma-dori/
住所:〒600-8009 京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町101 アーバンネット四条烏丸ビル 6F・7F
アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急電鉄京都線「烏丸駅」 直結
「京都駅」タクシー約10分
URL:https://www.regus-office.jp/kyoto-area/kyoto/
住所:〒604-0924 京都府京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町376 クロトビル 3F-5F
アクセス:地下鉄東西線「京都市役所前」駅 徒歩1分
「京阪三条」駅 徒歩5分
URL:https://www.regus-office.jp/kyoto-area/kawaramachi-oike/
住所:〒604-8136 京都府京都市中京区烏丸通三条東入ル梅忠町24 三条COHJUビル4F・5F
アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅下車 徒歩2分
URL:https://www.regus-office.jp/kyoto-area/opo-kyotokaraasuma/